お父さん、お母さんに読んでもらいたい!「教科書の新常識」

こんにちは、南中・丹中専門の個別指導専門塾の修徳ゼミナールです。

保護者の方と面談していると

「自分たちのころとは教科書ずいぶん変わっていますね。」

というお話が出てきます。

書店で興味深い本を見つけたので紹介します。


こんなに変わった!小中高・教科書の新常識 (青春新書プレイブックス)

昭和と平成の教科書の違いについて解説してあります。

ひらがなの書き方

ひらがなの「そ」の書き方は、二通りあります。

1画目に点を打つ書き方と、一筆でつなげて書く書き方。

漢字と違ってひらがなには基準となる字体がありません。

どちらも正解ですが小学校では一筆書きで教えているので今後は一筆書きが主流になるでしょう。

英語の自己紹介

昭和世代は「My name is 名―姓」で教えられたと思います。

新しい教科書では「I”m 姓ー名」の順番で教えています。

カジュアルな場面では一般的に「アイアム」がよく使われるだからです。

「マイネームイズ」は仕事や面接スピーチなどフォーマルな場面では現在でも使われています。

会話重視の作りになっているために「アイアム」の表記が採用されるようになりました。

鎌倉幕府の成立

歴史の年号を覚えるのに役に立った「語呂合わせ」。

昭和世代は「イイクニ(1192)つくろう鎌倉幕府」と習っていると思います。

今は「イイハコ(1185)つくろう鎌倉幕府」が新常識になっています。

鎌倉幕府の成立には1180年説、1183年説、1190年説など諸説あります。

現在最有力とされている1185年は、壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼしたのち、頼朝が全国に「守護(国の警備をする役職)」と「地頭(土地の管理をする役職)」を置いて「実質的な支配権をえた年」とされています。

つまり朝廷から頼朝に権力が確実に移行した年なのです。

一方旧常識の1192年は頼朝が征夷大将軍に任命され「名実ともに幕府が完成した年」

多くの学者がそれ以前に幕府の基盤が出来上がっていたために1185年が教科書に採用されました。

未来の教科書では新説でさらに塗り替えが進む可能性があります。

塾にある教科書を調べたところ小学6年生の教科書は1192年、中が生の教科書は1185年になっていました。

同じ出版社でも違うようなので、まだ統一されていないようです。

富士山は…

富士山は「休火山」と習ったと思う方、残念ながら「休火山」という言葉は現在は使われていません。

以前は、噴火中の火山を「活火山」、噴火していない火山のうちに過去に噴火記録があるものは「休火山」、記録がなければ「死火山」と呼んでいましたが火山活動の寿命はヒトよりずっと長いため、現在では1万年以内に噴火した履歴があれば「活火山」それ以外は「活火山でない火山」の二通りの分類になりました。

社会と同様に理科の教科書を確認したところ、小学校、中学校ともに「活火山」自体載っていませんでした。

ざっと帯に掲載されていることについて書きましたが他にも

「士農工商」の記述が消えた!

「リアス式海岸」が「リアス海岸」に変わったわけ

など教科書の最新情報が満載されています。

普段授業していても変わったことは気が付いても理由までは分からなかったので教える身としても大変参考になる一冊でした。

ただ一度身についたものを修正するのは結構難しく、とっさには「マイネームイズ」って言ってしまいそうですし、「イイハコ」はしっくりきませんね。

ご興味を持たれた方はぜひ手に取ってみてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする